【20201030】社会的存在を決定するものは何か? 令和哲学カフェNo.109

おはようございます。ノ・ジェスです。

昨日は第109回令和哲学カフェ
「マルクスと令和哲学」2日目が開催されました。
毎回多くの方にご参加いただき
ありがとうございます。

今回は「意識が社会的存在を決定するのか、
社会的存在が意識を決定するのか」
をテーマにWHTを行いました。
例えば、一社員であっても、
社長になる意志があれば、
その意識が
一社員以上の社会的存在であることを
決定するのか、
それとも、「社長」という社会的存在が
社長であるという意識を
決定しているのかということです。

生きるために必要な商品価値を
生産しているのは労働する人間です。
ですから、本当に価値を生み出すのは
労働者であるといえます。
しかし、労働者は
社会的には弱者のポジションであり、
権力を握っている人たちは、
労働者から搾取するという構造ができあがり、
労働者たちは貧富の格差から
抜け出すことができません。

そのため「意識が社会的存在を決定する」
という教育は、
「今は給料が少ないけど、
いつか社長になる日がくるんだ。
それまでがんばろう」
という考えで働きつづけてしまい、
貧富の格差から抜け出せず、
搾取されてしまいます。

マルクスの生きた時代は
労働者への搾取が本当にひどかったので、
この社会構造を変革させて
労働者の権利を主義主張をする
労働組合が必要だということを強調しました。
労働者階級の解放を通して、
人間の尊厳・可能性を守ろうとしたのが
マルクスの哲学だといえます。

私たち令和哲学のミッションは、
意識を用いて心の時代をつくることです。
そのためにも、マルクスの哲学の解析を通して、
今の時代に必要な本当に教育を
皆さまとつくっていきたいと思っています。

次回の令和哲学カフェは
10/30(金)21時からです。

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