【20201206】関係不可能から生まれる感動ストーリー 令和哲学カフェNo.132

おはようございます。ノ・ジェスです。

昨日は第132回令和哲学カフェ
『令和哲学と関係主義』
最終回が開催され
ファシリテーター長野広樹さんによる
4日間のまとめのあと、
質問道場で私も出演しました。

最初に
「今回テーマで取り上げた“関係主義“を
西洋の哲学者を取り入れて
語るとしたらどうなるか」
という質問がありました。

関係とは、存在Aと存在Bの間に
生まれるものですが、
存在を語るには、
認識と思惟を語る必要があります。
近代から現代までの西洋哲学者たちは、
関係をどのように語ってきたのか
整理してみました。

デカルトの「われ思う故にわれあり」に対して
フッサールが「関係を語らない主体は
不完全だ」としました。
ハイデッガーは、さらに
「フッサールの主張には意識があるけれど
存在がない」と批判しました。

その後、レヴィナスによって
「関係によって存在の特徴が決定される」
と他者の価値が認められ
ドゥルーズは「今この瞬間の関係によって、
お互いの存在が決定される」と言いました。

つまり、一人一人が持っている
脈絡ストーリーがあり、
そこから関係によって相手の存在を決定、
意味付けしていくということです。
ですから今ここ一人一人が
自分のゲームを持つこと、
事件を持つことが大事ということです。

令和哲学で語るのは、大前提として
関係不可能ということです。
関係不可能から
自分と他者が生まれること
そのものが神秘神聖なのです。

そのうえで、一番美しい、
一番意味価値を生みだすためには
もっと深く、美しくつながれる
感動のストーリーが必要です。

人類77億を感動させられる涙があれば
人と会うのが楽しくなり、
みんなが仲間になります。
今まで歴史上にあったすべての関係を
上昇させてそれをこえて
もっとさらに美しい関係をつくっていく、
それが令和哲学の関係主義です。

原爆が落とされた
長崎と広島が名前に入っている
長野広樹さんが
25年間わたしが語り続けてきた
日本のストーリーに
心が響いて 
尊厳そのものがわかって
慟哭したと話してくれましたが

私も自殺しかできないくらいの
絶望のどん底でしたが、
ここまで元気で体系化できたのも、
日本の文化文明や、皆さんの支えがなかったら
不可能なことです。

その恩返しの意味でも
人類700万年のパラダイムを変える、
脳に勝利する心時代、
心の国日本の立ち上げを
皆さんと共につくっていきたいです。
コロナで絶望の世界に
希望を与えていきましょう。

来週は、また新たなファシリテーターとして
20代の若手リーダー
大川真さんが登場します。
ぜひ応援してください。

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