【20210729】勇気と「超秩序」 令和哲学カフェNo.283

おはようございます。ノ・ジェスです。

2週間ごとにナビゲーターと
期間テーマが変わる
令和哲学カフェ第3期ですが、
黒田麻衣子さんによる
「美・グローバリゼーション
~和心で創るOne Worldのカタチ~」
も後半に入りました。

今回は、真の女性性の
プレゼンテーションの中で
「秩序革命」を取り上げていきました。

人間は、自分のみている画面を1分1秒も
誰とも共有できない、蛹と繭の中にいます。
その中で、本来は秩序をつくることは
無理なのですが、無理やり
暴力の恐怖、財力、権力を使って
血と汗と涙の上に「秩序」
をつくってきたのが人類歴史です。

強烈な暴力によって
無理やりつくられた言語の秩序が
習慣化していますが、それを潰すことは
DNA構造を変えること以上に難しく、
簡単に変わるものではありません。
新しい秩序をつくるためには、
ものすごい勇気と智恵が必要です。

では、勇気とは何なのでしょうか?
勇気を得るためには
どうすれば良いのでしょうか?

勇気とは「断絶する」ことです。
何を断絶することが、
一番勇気があるのでしょうか。
今までは一部分を否定して切ることによって
与党や野党など
自分の勢力をつくってきましたが
哲学がやることは、一部ではなく
今までのすべてを切る勇気です。

今までのすべての秩序を
完璧に切ることができた時に、
無秩序、反秩序、新秩序ではなく
今までのすべての秩序から
完璧に離れたところから
今までの秩序自体を楽しむことができる
「超秩序」にいくのです。

ウィトゲンシュタインは
「部屋(ハエ取り壺)の中にいるハエを、
どうやって外に出せるか、
それが哲学の目的だ」と語りました。

ハエが部屋の中をグルグル回るように、
人間は言語エネルギーのアルゴリズムで
同じところをグルグル回っています。
因果を生み出す暗記言語ではなく
絶対世界と相対世界を往来させる
メタ言語を使って今までの脳が支配する世界、
因果の秩序をすべて断絶することです。

イメージ不可能な源泉動き「1」から
ロゴスが生まれる仕組みを明らかにして、
ロゴスから自由になり、
とことん活用・応用させるのが令和哲学です。

東京2020オリンピックの開会式が行われた
国際競技場を上空からみると
数字の0(ゼロ)にみえます。
開会式で競技上の上に現われた、
光の地球は、
オールゼロ化されたところからの再創造、
女性性時代の幕明けのメッセージだと
黒田さんは解析していました。

日本がこのパンデミックの中で
無観客でオリンピックを決行したことも
今までの人間の秩序意識からみたら
あり得ない、ものすごい勇気です。

「より速く、より高く、より強く」という
オリンピックのモットーに、今回から
「一緒にTogether」が追加されたことも
心時代を団結して生み出す
日本のシンボルなのではないでしょうか。

体感覚を100%統制する「心の感覚」を持ち
スクリーンの外からみる「ゲーム感覚」で
新しい共同体を生み出しながら
現実の問題も解決していく「組織感覚」
この3つで超秩序の時代になります。
これが日本のやることです。

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