おはようございます。ノ・ジェスです。
昨日は、第43回令和哲学カフェが開催されました。
毎回多くの方に
ご参加いただきありがとうございます。
「ニーチェと美学」を
テーマにして4日目となりました。
ニーチェは、形而上学、プラトン、
キリスト教を中心にした
近代哲学の土台を切って、
現代哲学の土台を築いた人です。
神を崇拝する奴隷の道徳から解放させ、
本来人間一人一人が持っている
宇宙すべてを愛する生き方を
提示したのがニーチェ哲学だといえます。
21世紀のキーワードは
不生不滅、不老不死です。
科学技術の進化により、
いまや不老不死は世界の専門家が競う
現代医療の最前線になっています。
それに対して、
哲学で到達するのは不生不滅の世界です。
明確な宇宙のロゴスと出会い、
自分の体も実在しない、
死んでも生まれ変わる
仕組みをわかった時に、死の恐怖が消え、
本当の生き方、真善美聖和がみえるのです。
不生不滅が当たり前になった時に、
人間のライフスタイルの
中心キーワードは何になるのでしょうか。
現代の貧富の格差の問題は
どのように解決できるのでしょうか。
キーワードは何に結集し、
何を生産するのかです。
お金は本来どんどん使うものです。
お金を血液に例えるなら、
どんな結集と生産を起こせば
健康な血液循環が起こるのでしょうか。
体を便利にする時代から、
心を豊かにする時代です。
いかに人類全体のアップグレードに
貢献できるのか、人たちの共有共感を
得ることができるのかによって、
人とお金が集まります。
理想的な結集と生産を高めるデザイン、
人間が感動する感情を設計できることです。
時代にあう感動のコミュニティをつくり、
お金の循環を起こしていった時に、
自然と格差の問題も解決していくでしょう。
不老不死にも執着せず、
死んで生まれ変わったときに
人類全体の知能のアップグレードに
なっていくことがわかれば、
不生不滅の今を
どう生きるのかも変化してくるでしょう。
お金は人類を統合する
すばらしい道具なのですが、
お金以上に人類を統合する
道具ができるのか、ということが重要です。
お金以上に価値があるのが「関係場」です。
個人ではなく集団なのです。
単細胞生物と37兆個の細胞が集まる
多細胞生物に進化した人間では
まったく機能が違うように、
これからの人類は、
脳のウイルスシステム※を突破した
集団の飛躍的な進化が必要なのです。
2023年までに日本が多細胞国家、
心の国になることです。
人間が一番知りたいことを使って
教育をしていくことでそれは実現可能です。
令和哲学を道具に、
皆さまと共にその道を拓いていきたいです。
※言葉の意味を解説する用語集ができました!
参考にご覧ください。
https://reiwaphilosophy.com/community/knowledge-base/words/
次回の令和哲学カフェは、
7/28(火)21時から開催します。
どうぞお楽しみに!