【20250613】令和哲学カフェ特別企画 第56回ブックダービー「知のB1」特別企画 開催報告

おはようございます、ノ・ジェスです。

ブックダービー「知のB1」とは
情報・技術・知識・姿勢態度を
「馬」としたときに、
どんな馬に乗るのかによって
人生は大きく変わります。
本当に必要で価値ある情報とは何なのか。
「この時代の人たちに一番読んでほしい本」
ナンバーワン決定戦として
リテラシー力を競う、全く新しい
知的エンターテインメントゲームです。

2025年のテーマは
【AIの大津波が来る前に 
人間に必要な真逆の変化とは?
「心×人間×AI 新産業・新職業 開拓戦」】
として、AI時代の新しい職業・産業の開拓に
繋がる情報・知識・技術が詰まった本を紹介し、
令和哲学的観点からリテラシーしていきます。

今回も興味深い本がたくさん紹介されました。
順位発表については、
令和哲学者としての観点で
ゲーム感覚のお楽しみとして
行っておりますのでご了承ください。

第1位は
『争いばかりの人間達へ ゴリラの国から』
山極 寿一著
小島 博幸騎手
騎手がこの本を選んだ理由は
争いや暴力が絶えない人間社会でも
ゴリラたちの、家族の絆を大切にし
共に生きる喜びを育む様子を通して
争いが人間の本性ではないことを
教えてくれていると感じた点。
そしてAIの登場により
我々は何者か?
人間にしかできない仕事とは?
という問いが投げられている今
人間本来の力をそっと思い出させ、
未来を変える力は繋がり直す人間だと
教えてくれる本だと思ったということです。

個人完成した共同体が
当たり前となる時代精神、
言語の限界のポイントも分かった上で、
ゴリラたちの観察をしていく展開が
面白いということから1位に決めました。

第2位は
『動物と機械から離れて
ーAIが変える世界と人間の未来ー』
菅付 雅信著
奥間 舞人騎手
人間が夢の中で
機械的条件反射をしていることに
気付かせる本というポイントで
2位に決めました。
AIが普及していく中で
幸福・人間の自由意志とは何か?
人間はどこを目指すべきなのかという
nTechの目指すワンワールドに近い
何かを感じこの本を選んだということです。

3位以下は次のようになりました。

第3位
『小説』
野崎 まど著
磯原 正行騎手
小説を読むこと、書くこととは何か?
という意味・価値の追求が、
宇宙や生命とは何かという
哲学的な問いにまで繋がっていることから
これからのAI時代に
自分の哲学・物語を持った生き方が
大事になっていくと感じ
選んだということです。

第4位
『ぜんぶ無意識のせい。
こんがらがった人生をシンプルな線にする
知のレシピ』
シンプリィライフ著
大村 祐子騎手
私の著作も紹介してくださっている
人気ユーチューバーさんの本です。
現実をつくり出しているのは無意識であり、
無意識に影響を与える思いを
道具として使えるようになることが
人生を変える道と言っています。
しかし無意識のプログラム・自己限定が
働いてしまうために現実が
思い通りにいかないということなので、
自己限定を解除して無意識下にある
本来の自分の欲求に気付き、
脳がつくり出す人生の物語を
無意識レベルから書き換えることで
人生も変わっていくということでした。
nTechの無意識エンジン
(0歳から6歳までの体験・経験によって
マイナス感情の決断をしてスイッチを入れる)
と繋がり分かりやすいということで
紹介していただきました。

第5位
『韓国の若者 -なぜ彼らは
就職・結婚・出産を諦めるのか』
安宿 緑著
西村 莉香騎手
過酷な現状におかれてすべてを諦めている、
韓国の若者のリアルを描いた本です。
彼らが先の見えない世界情勢や
AI時代をどのように生きていくのかについて、
唯一本物の変化のできる道は
地獄を深めることであり、
それにより希望がみえると思い
選んだ本だということです。

今回も素晴らしい本を紹介いただき
ありがとうございました。
AI時代にどんな職業、産業が生まれるのか
そこに貢献できるコンテンツの道を
共にガンガン探していきましょう。

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